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修士論文のテーマを考えるための4つのコツ【イギリス大学院留学】

dissertation topicイギリスの大学院
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saya

・UCL博士課程在学中
・UCL修士課程修了(Distinction)
・直感でやりたい!と思ったことはとりあえずやってみる性格です

学問:教育社会学
前職:小中学校教員 / 日本語教師
興味:文化の違いを楽しむこと
趣味:旅行 / ヨガ / 温泉めぐり
英語:IELTS7.5 / TOEIC 900

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こんにちはSayaです。

今回は修士論文のテーマ考える時、こんなことに気をつけるといいのではないかな?という点を4つご紹介していきます。

修士論文は、修士課程の一大イベントですから、ぜひ、今回の記事を参考にしながら、より良いものを作ってみてください。

修士論文のテーマを考えるための4つのコツ

今回紹介することは、もしかしたら「それだけ?」と思うようなことかもしれません。

または「何これ?」と感じてしまう人もいるかもしれません。

そして、修士論文のテーマ選択にあたって、色々な考え方があると思うので、今回ご紹介することは、私の経験的なものであって、万人に通用するようなものではないということを先に述べておきたいと思います。

ただ、私は経験的に修士論文の執筆を行うにあたり、これらを頭に留めておくといい気がすると感じました。

(なお、今回の記事はイギリスの大学院で修士論文を書くということを念頭に置いた上でのアドバイスです。とくに、文系科目のコースをイメージしています)

自分の好きな内容を選ぶ

まず一つ目は、「自分の好きな内容を選ぶです」

当然すぎることかもしれませんが、大事です。

修士論文に取り組んでいると、いくら自分が好きな内容でも、その内容が嫌になってくる日がくるかもしれません。

そういった時に、自分の好きな内容であること、自分が本当に興味がある内容であるということは、しんどい状態でも「がんばるぞ!」という支えとなってくれることは間違いありません。

自分の好きな内容であるからこそ、妥協したくないという気持ちも芽生えることでしょう。

そういった気持ちこそが、修士論文の質を高めるものだと思うので、ぜひ自分の好きな内容で修士論文にトライしてみてほしいなと思っています。

調査方法の実効可能性を考える

つづいて、調査方法の実効可能性についてです。

さきほど興味のあるテーマを選んでくださいというお話をしたわけですが、そのテーマは本当に実行可能でしょうか?

例えば修士論文では「東南アジアの教育政策に興味があって、とある国の教育省の方にインタビューしてみたい!」と考えたとしましょう。

今の自分にそれが可能であるか考えてみてください。

インタビューをするとしても、教育省の方とどのようにつながるつもりでしょうか?

できなくはないかもしれませんが、今の自分の状況でどのように調査を実行できるのか。lあまりにもイメージがつかなかったとしたならば、たとえ、とても興味がある内容だとしても、少し冷静になって実行可能な計画、またはテーマを考えてみるといいかもしれません

修士論文の執筆期間を考える

イギリスの修士課程は1年間ととても短いです。

そして、この1年間ずっと修士論文に取り組めるわけではありません。

修士論文にかけられる時間は長くて半年をみているといいでしょう。

この半年でどのようなことができるでしょうか。

量的研究に取り組むのであれば、統計的な知識が必要です。もちろん、アンケート用紙を作る段階からある程度分析方法を視野にいれた上でアンケート用紙を作成する必要があるでしょう。

質的研究に取り組むのであれば、インタビュー対象者を見つけること、そして、内容によってはインタビュー対象者との関係構築にも時間がかかってしまう場合もあります。

もちろん、混合法(質と量の両方)という手法もありますが、その場合は6ヶ月でどの程度できそうかちゃんとタイムスケジュールを考えて実践しなければ、かなり苦しくなる気もします。

また理系であれば実験手法を考えて、それを実施したり、工学系であれば、なにかのプロトタイプを作成するということもあるかもしれません。

それもそれで、見通しを立てることが重要でしょう。

これまで周囲の学生を見てきた限り、タイムスケジュールの管理が修論の結果にも大きく影響している気がします。

あまり壮大な計画は考えない

最後になりますが、私のアドバイスは「あまり壮大な計画は立てないのが吉」であるということです。

「自分だけの!オリジナルの!世界に一つしかないアイディア!!」みたいな大志を抱くことは良いことですが、正直やめた方がいいです。

おそらく、論文を読めば読むほど、自分が知りたいことなんてほぼ研究され尽くされていることがわかってきます。(夢を砕いてごめんなさい・・・)

でも、それを知ることこそが大学院の学びだと思うんですよね。

自分の知りたいことが、実はもうすでに研究されていて、その内容を知れた!ということこそが修士論文に取り組んでいる意義でもある気がします。

では、どこで自分のオリジナリティを出すのか?と言いますと・・・

イギリスで研究されていた内容を日本人対象でインタビューしてみるとか、20年前に他の研究者が作成したアンケート用紙を現代のニーズに合うように変えて、再調査をやってみるとか、欧米諸国でよく使われている理論を用いて日本社会に見られるとある現状や現象を分析してみるとか・・・

そんな程度でいい気がしますし、これだけのことをやれば「そんな程度」では終わらないはずです。

最後に

自分でこの記事を執筆しながら「自分の興味のあることを研究しよう!」というアドバイスから始まったのに、結局最後のコツは「壮大なことは考えない方がいい」と書いていると、内容がとても矛盾しているような気がするのですが・・・

私が一つ思っているのは「真似ることは難しい」ということです。

絵を描くのもそうじゃないですか?

プロの絵を見て、同じように描くことってできますか?

または、雰囲気や色使いを変えて同じ被写体を描くことってできますか?

私は修士論文を書くということも、そのような気がするんです。

だれかの真似ができなかったら、オリジナルなものはできませんから、まずは、修士論文を通して、調査研究の一連の流れを時間内に遂行させるということを頑張ってほしいなとおもっています。

最後に・・・

上手に真似ができたら、Distinctionなはずです!

(言わなくてもわかると思いますが、「真似」というのは、全く同じ調査をして、全く同じ内容を書くということではありませんので!それをしたらplagiarismです!)

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