異文化の魔法の読者のみなさんへ「はじめに読んでいただきたいこと」

イギリス大学院でTA(ティーチングアシスタント)をすることになった話

イギリスの大学院
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saya

・UCL博士課程在学中
・UCL修士課程修了(Distinction)
・直感でやりたい!と思ったことはとりあえずやってみる性格です

学問:教育社会学
前職:小中学校教員 / 日本語教師
興味:文化の違いを楽しむこと
趣味:旅行 / ヨガ / 温泉めぐり
英語:IELTS7.5 / TOEIC 900

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はじめに

こんにちは、Sayaです。

今日は私が2022年11月現在行なっているティーチングアシスタントのお話をしたいと思います。

ちなみに、この記事を執筆している本日11月2日は、私の大学院授業のデビュー日でもあるので、自分用の記録としても残しておこうと思いブログを書いています。

正直、イギリス大学院のティーチングアシスタントの情報は未知な点が多いですよね。

調べてもあんまり出てこないと思います。

その理由はいくつか考えられます。

まずは、そもそも日本人でイギリスの博士課程に進学している人が少ない。

その中でもティーチングアシスタントの仕事をしないで卒業する人も多い。

そのティーチングアシスタントを経験した日本人がブログのような媒体で記録を残していないという点が原因だと思います。

なので、これは私の一経験談としてネット上に残しておきたいと思います。

ティーチングアシスタントの仕事とは?

イギリスの大学院の博士課程にはティーチングアシスタント(通称TA)というポジションが用意されています。

ティーチングアシスタントとは、お金をいただいて授業運営の補助をするというお仕事なのですが、正直「補助」のレベルではありません。

授業を丸々運営することもあります。

エッセイの採点をすることもあります。

そして、学部だけでなく大学院生も教えます。

つまり、補助ではなく、先生方と一緒にチームの一員として授業運営をするという感じです。

ティーチングアシスタントのお仕事は、基本希望制なのでマストではありません。

ですから、ティーチングアシスタントを経験しなくても博士号は取得できます。

私がTAをやらなきゃいけなくなったきっかけ

博士課程入学当時から、私はTAに興味はあったものの、博士の2年目からやるつもりは一切ありませんでした。

かつ、大学院の授業や、授業運営業務に対しては、あまり前向きにやりたいとは思ってもいませんでした。やるなら採点業務かなと思っていましたが、エッセイの採点するにも、なかなかスキルが求めれられるので、私にできるのか・・・なんて、ずっとウジウジしていました。

そんなある日、指導教官と研究について話をしている中で、「研究費」の話になったんですね。

私の研究は、フィールドワークがあるので結構お金がかかるんです。

なので、研究資金をどのように捻出するか?という話をしている中で

先生が笑顔で

先生
先生

TAやればいいじゃない!!!

と、言ってきたわけなんですよね。

しかも、先生の授業のTAを勧められたわけなんです。

先生の授業とは・・・

大学院生向けの研究方法の授業で、少人数制度のセミナーと呼ばれるディスカッション形式の授業運営だったのです。

つまり、これこそが、私が最もやりたくない(または、やれないと思っていた)授業形態のTAでした。

私は、このアドバイスをいただいた日か半年悩みました。

私の状況は「研究費がほしい」でも、「セミナー運営はやる自信がない」でも、「せっかくの先生の助言が・・・」という感じでした。

TAの募集に応募した結果・・・

そうやって悩んでいるうち、8月の末にとうとう先生の授業のTAの募集のメールが流れてきました。

嫌だなぁという気持ちと、せっかくのチャンスという気持ちと、研究費・・・という気持ちと

色々な気持ちが混ざりながら、とりあえず先生に誠意を見せるためにCVとカバーレターを作成し、送ってみました。

すると、最終選考者に選ばれ、面接試験を受けることになってしまいました。

(ちなみに、私の指導教官は採用に一切関わっていませんでした)

正直受かってしまったことは嬉しいのですが、それとともに、大きな不安と責任を感じていました。

それから、TAの仕事でもちゃんと面接を受けないといけないのか・・・ということもプレッシャーでした。

なので、最終選考に受かってしまってからは、毎日鬱々としていました笑

さて話は少し飛びますが、今回TAに応募して思ったことは、UCLのTAの選考はかなり平等であるということでした。

たとえ私が指導教官の授業のTAを希望していたとしても、優遇されることはありません。

他の希望者との比較で決定されるようでした。

「なのになぜ私が最終選考に残ってしまったのか・・・」

なんて思いつつ、面接に行きました。

面接官は三人いました。

まぁ色々なことを聞かれましたが、とりあえず、終わった時はほっとしました。

あの時、もうこれでセミナーをやらなきゃいけないという覚悟も決まっていました。

が!

最終選考の面接後、私に届いた結果は不合格でした。

TAをやることになってしまった

不合格通知を見た時は唖然としました。

なぜあんなにセミナーへの不安を募らせていたのか・・・、無駄な時間だったなとも思いました。

でも、不合格通知を見た時、一気に肩の荷がおりました。

もちろん研究費の捻出は課題として残ってはいるものの、大学院の授業を回すというプレッシャーから解放されたのはとってもハッピーでした。

そして、ダメだったけど、私はちゃんと挑戦した!という事実があることが私を前向きにさせてくれました。

その時は、来年か、再来年、もう少し自信がついたら、再度挑戦しようと思っていました。

そう思って、少し気持ち晴れやかに今学期を過ごしていたら・・・

2週間前に急に指導教官から1通のメールを受け取りました。

先生
先生

Saya、水曜日あいてる?TA足りないから、出れる?

あのメールを受け取った日は、一生忘れません。

ずどーん。と落ちました笑

でも、現在の私はイギリスでアカデミック関連の仕事を自ら必死に探していないわけなのに、このような状態の私にお声がかかるのは幸せなことであるとも感じました。

なので、「めちゃめちゃサンキュー!」的な明るめの返信メールを書きながら、「水曜日予定がぎっしり入っていたら、やらなくていいのに・・・やれない理由が何もない・・・」と後ろ向きな自分と戦っていたのも事実です。

ま、という流れで、一回落ちたのに、先生に拾われたため、結局今学期セミナーをやることになってしまったんです。

授業には10月の末から出ていますが、今日(11月2日)から独り立ちをすることになりました。

そんなこんなで、今日は授業をやり終え、疲れ果てたまま、忘れないうちにと記事をまとめている次第です。

1回目の授業の感想

さて今回の一件、私の大学での授業デビューにしては、超絶ハードルの高いところから挑戦してしまいました。

跳び箱で例えると、四段も飛べない状況の私に、よし、もう四段はいいから十段行ってみよう!飛んでみなきゃ、飛べるかどうかなんて分からないし♪

と言われた感覚です。

といえど、授業運営のチームは、女神のようなメンバーで、初めての授業デビューは、ここでよかったのかもしれないと思えています

そして、私の授業は15人程度の小さなグループではあるのですが、生徒も神すぎました。大学院生のみなさんが、本当に一生懸命で、ディスカッションにも積極的に参加してくれるし、私の発話にもがんばって関わってくれるし・・・感謝しかないなぁと思いました。

今の私には、2時間の授業を行うのに、何時間も授業準備をしなきゃ不安で仕方ありません。

それは、大学院生のみなさんが高額な学費を支払って、一生懸命学びたいと思って大学に来ているので、私ができる限りの力で大学院生のみなさんと向き合いたいと思っているからです。

もちろん、この授業準備のプロセスは私自身の学びにもなるし、UCLで授業ができるのはきっと今の期間だけなので、こういうチャンスがあることも恵まれているなとも感じます。

ただ・・・、これだけ準備に時間がかかってしまっては、お金の面では、全然割の合わない仕事だと思います。それでも、経験的には人生で今しかできない経験であると思うと、プライスレスなわけです。

という綺麗な感じでまとめてブログを終わればいいのに・・・

心の中では、早く終わりたくて仕方ないというのが本音です。

それでも、今学期終わったあとの自分は、確実にまた一つ成長していると信じています。

しんどいですが、すべての出来事に感謝です。

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