はじめに:私が出会った「すごい人」
こんにちは!Sayaです。
今回は、インタビュー記事第六弾!
私の出会った「すごい人」である松本陽さんにインタビューへ伺ってきました。
松本さんはUCLのMA Education and Technologyを2020年9月に修了し
現在はBenesse Holdingsで海外事業開発をご担当されております。
大学院留学前は、リクルートにお勤めで、スタディサプリの開発等をご担当されており
ITで教育を変える!
という気持ちが人一倍強い「すごい人」なのです。
このようなバックグラウンドを持つ松本さんについて
お伺いしたいことがたくさんあるのですが
今回のインタビューでは次のようなことを伺ってきましたよ。
- UCLに進学された理由は?
- UCLのMA Education and Technology のコースの内容は?
- リクルート社をご退職され、留学を決意された経緯は?
- 社会人経験とUCLでの学びはセカンドキャリアにどのようにつながっているのか?
このように、今回のインタビューでは
UCLのMA Education and Technologyのコースの魅力について
松本さんには、語っていただいたのですが
やっぱり、ここは松本さんだからこそできるお話を!と思い
キャリアについてのお話をたっくさん伺ってきました。
松本さん、この度はご協力くださりありがとうございました。
UCL:MA Education and Technologyの概要・応募条件
まず簡単に、UCL MA Education and Technology (通称EdTech) の概要と応募条件をご紹介いたします。
- 期間:1年間
- 成績:学部の成績がおおよそGPA3.0以上
- 面接試験:あり
- IELTS:Overall7.0 (each component above 6.5)
- 推薦状:2通
- 授業料:23,300 ポンド(約330万) *1ポンド=141円
- その他:学部では教育学または工学関連の授業を履修している上、教育、テクノロジー関連の職務経験があること。以上の条件を満たさない者は、Personal Statementの内容での判断となる
なお、こちらのコースで選択可能な授業は以下の通りです。
- Compulsory Modules(必修)
- Education and Technology: Key Issues and Debates
- Researching Digital Learning
- Elective Modules(選択)
- Artificial Intelligence and Data Analytics in Education
- Design and Use of Technologies for Education
- Digital Design Thinking and Making
- Learning Design for Blended and Online Education
- Digital Technologies for Mathematical Learning
松本さんへのインタビュー
UCLのMA Education and Technology に進学した経緯
松本さん、この度はインタビューにご協力くださりありがとうございます。実は、私はUCL進学前から、ブログを運営していました。UCL在学中は、ずっと同期の皆さんにはブログとTwitterのことを秘密にしていたのですが・・・ぼちぼちバレてしまっていましたよね笑
笑 そうですね〜、Sayaさんのブログの存在は、実は知っていました〜。
ですよね笑 最初は、私の日記のような感じで始まったブログだったのですが、今では、多くの方々と繋がりが得られるプラットフォームとなってきておりまして、嬉しい次第です。そんな繋がりを作ることができているのも、2020年の8月頃から始めたインタビュー記事でした。記事を執筆し始めた当初から、UCLの同期のみなさんのご経験談も私のブログで取り上げさせていただけないかな〜なんて思っておりました。なので、松本さんがご協力してくださると仰ってくださった時は、本当に嬉しかったです。ありがとうございます!本日は、よろしくお願いします!
いえいえ、とんでもないです!私の経験でよろしければ、なんでも!
では、ズバッと単刀直入で一つ目の質問をお伺いします。どうしてUCLのInsitute of Educationに進学なさったのでしょうか?
教育領域で留学したいと思っていた中で、世界の大学ランキング(QS world university ranking)を見た時に、UCLのInstitute of Educationが教育領域において8年連続世界1位だったから、という、ただそれだけの理由です笑 なんとも言えない情けない理由ですみません。
笑 まーまー、それも大事な要素!!受験校を選ぶ際にQSランキングは、やっぱり参考にしますし、優秀な大学であればあるほど、様々な経験を持つ方が多いような感じがしますもんね。ちなみに最新の2021年の結果ですと、1位UCL / 2位ハーバード大学 / 3位トロント大学 / 4位オックスフォード大学 / 5位スタンフォード大学 のようですね。(参照: QS World University Rankings) 昨日、UCLからメールが届いていました〜!
>>参考記事:イギリスの大学院留学先を決定するための8ステップ【大学院選択】
そうですよね!見ました。嬉しいですね!
ちなみに、私がUCLを受験する時は、アプライに必要な資料やスコアなどの種類が近い英国の大学院で、順位が高い順に、上から5個受けて、受かったところに行こうと思っていました。
英国の大学院を上位から5つ選ぶという選択の仕方は本当に、決断力と行動力のある松本さんらしい決め方ですね!さすが「すごい人」松本さん。そういえば、初めて出会った時「東京大学と京都大学の違いを知るために、東京大学の大学の先生に電話して聞いてみた。」という松本さんが高校生だった頃のエピソードを聞いて、この人すごい!って思ったのが頭から離れないですよ笑 とりあえず、やってみる!という姿勢に尊敬しています。
もし差し支えなければ、どちらの大学を受験されたのか伺ってもよろしいでしょうか?
はい!出願先は次の大学です。
・University of Cambridge
・Kings College London
・University of Manchester
・University of Birmingham
・University College London
幸いにも全ての大学から合格をいただいたのですが、教育学研究で世界的に最も力のある大学がUCLでしたので、UCLに入学することにしました。
ケンブリッジ大学からもオファーを頂いていたんですね!それでも、UCLを選択されたとは・・・!私も納得です。教育学を学ぶのであれば、やっぱり、UCLのInstitute of Educationが最も適してた教育機関だと思いますね。
一方、Sayaの大学院受験校一覧は下記の記事からご覧いただけます。
>>参考記事:イギリスの大学院の応募結果2017年度版
>>参考記事:2018年度 イギリスの大学院 出願結果分析 大学院受験のポイント
UCLで学んで良かったことは?
無事UCLに合格し、大学院で学ばれたと思うのですが、実際に大学院に通ってみてどうでしたか?
先生が多彩でした!自分で小さくプロダクトを作って、ロンドンの学校内で使ってもらって、そのデータをまた研究に活かす、というような、ビジネスとアカデミックの線引きがいい意味で曖昧の先生に多く出会えたのが良かったです。
たしかに。私もUCLの先生は素敵だな〜と感じました。私の場合は、コースに女性の先生が多くて、先生方にとても憧れました。
>>参考記事:UCL教育社会学コース:授業の様子と最終課題の取り組み方
あと、自分の場合は、先生と学生の距離が近かったです。学内にパブがあって(めっちゃ安いし綺麗でした)、授業終わりに飲みに行ったり、その先生が別の先生を連れてきてくれて一緒に話したりと、素敵な距離感だなあと思いました。
そうなんですね!私の場合は、指導教官ととても仲良くなれましたよ!ロックダウン中には、「おすすめの本あったよ〜」って、先生が送料を払ってまで本を送ってくださった時は、感動しました。確かにUCL(それともイギリス全体?)の、先生と学生の距離感が、「先生 対 学生」ではなくて、「一個人 対 一個人」という雰囲気があるような気がしました〜。
クラスメイトの雰囲気とかはどうでしたか?
クラスメイトもおもしろかったです!本当に世界中から、様々なバックグラウンドを持った人が集まっていました。教育省の役人から、現場の先生から、イケイケの中国・インドのEdTechスタートアップの人から、Google UKのHead of User Experienceの人とか、学部卒なんだけどスタンフォードでコンピューターサイエンスの専攻していた人とか、なんかいい意味でカオスでした。全体的には、中国人の方の比率がやや多めで、コースの30%くらいは中国からの学生でした!
なるほどね〜。確かに、私のコースメイトも本当に色々なバックグラウンドを持っている人が多くて、コースメイトの話を聞くのは面白かったですね。
あと何より、ロンドンのど真ん中にキャンパスがあるので、色々とロンドンライフを楽しみやすかったです。僕は授業が主に午後だったので、インドネシア人とイタリア人と日本人の方4人で、Google UKのGoogle for Startupというコワーキングスペースを借りて教育系のプロダクトを作ったり、Kings College LondonやLSE、ロンドンビジネススクールの授業を聴講しに行ったり、そこの友達と飲みに行ったりしていました(キャンパスが凄く近くて徒歩圏内なのがありがたかったです)あとは、BETTという世界最大のEdTechカンファレンスがロンドンで毎年開かれているのですが、それにもシュっと遊びに行ったりもできました。(指導教官にばったり遭遇し「楽しむのもいいけどちゃんと授業に遅れずにおいでよ笑」と釘をさされたりしましたが、、、)
えぇー!やっぱり、松本さんはアクティブですね!!松本さんが、めちゃめちゃザ・留学ライフを楽しんでる時、私は何をしていたんだろう・・・と感じてしまいます笑
UCLのMA Education and Technologyでの学び
さて、つづいて、UCLのMA Education and Technologyの授業についてのお話を伺いたいのですが、印象的な授業とかありましたか?
どの授業も印象的だったのですが、特に印象に残っているのは「Design and Use of Technology for Education」という授業です。この授業では、テクノロジーを活用する、ということを考えるにあたって「そもそもLearningとは何か?」を、教育学・哲学・心理学のみならず「脳科学的」にもアプローチするという、非常にサイエンスよりのスタンスにたった授業でした。
脳科学的側面からアプローチする・・・というと、なんだか、理系的な要素を含んでいる気がしますね。でも、MA Education and Technologyのディグリーは、MAであって、MScではないので、「文系」の学問ですよね?
>>参考記事:【海外留学】イギリスの修士号はMAだけではない!自分に合う修士号の選び方は?
日本だと、教育学は「文系」に位置づけられることが一般的なように思いますが、UCLにおいては文系だの理系だの眠たいこと言ってんじゃねーよ、と言わんとするようなスタンスでした。 「学習効果を考えるには、どうすれば人は知識を身につけるのかの脳の働きを知る必要があるね!教育はサイエンスだよ」と意気揚々と言われ、ド文系の人間が脳神経だのニューロンだのという、ガチ理系の論文を読みこむ羽目になり、大変つらかったです苦笑
さらに、自分のバックグラウンドは「文系」で、この手の理系の勉強は初めてでつらい、と担当教員に話したら、biological chemistry?の(要は脳神経系の)先生に繋いでいただき、なんと二週間に一回ランチの時間帯に自主ゼミを開いてもらうことになってしまいました。大変にありがたかったのですが、ただでさえ課題が多いのにこの追加課題は正直つらかったですねw
笑 つまり、学問とはMultidisciplinaryってことですね。学問領域を文系・理系できっぱ分けるのではなく、調べ尽くせるとことまで調べつくせー!学びつくせー!ということですよね笑 ただ、大学院で勉強していると、終わりなき旅というか・・・いつまでも進めちゃうんですよね笑 追加課題とか・・・辛さしか感じません。
ただ、7年も教育サービスを創るという仕事をしてきておきながら、どうすれば身につくのか、learningとは何か?ということを脳の仕組みから考えたことって、ほんとに恥ずかしながら一度も無かったなと思い、結果的には凄くいい機会でした。
社会人留学を決意した経緯
私たちって、社会人留学経験者という枠組みに入ると思うんですね。なので、その経験を生かして、私は以前ブログで社会人留学についての記事を執筆したことがあるのですが、松本さんの場合は、どうして社会人留学を選択したのでしょうか?
>>参考記事:イギリス大学院に社会人留学するメリット・デメリット
私の場合は、学部時代にも、(海外、国内問わず)教育学領域での大学院進学を考えていた時期もありました。だけど、その当時、リクルートに内定をもらい受験サプリ(現:スタディサプリ)の立ち上げの部署でアルバイトをさせてもらっていました。それがすごく楽しく、「まず教育領域で、ビジネスの世界に飛び込んで、やれるだけやった上で、そこから出てきた課題意識をもとに、大学院に進学したいと思ったら進学すればいいや」と思うに至りました。
なるほど〜。確かに、社会人経験をしてから大学院へ進学すると、リアルな課題感を持って勉強に臨めるので、学びも大きいですよね。
そうだと思います。あとは・・・、純粋に金銭的にもつらかったということもあります笑
ま〜、そうですよね・・・。お金問題は深刻。
>>参考記事:ドイツ留学は安い?!ロンドンの留学生はお金持ちなのか?
結果、アルバイトで働かせてもらっていた受験サプリの立ち上げの部署に、新卒入社のタイミングでそのままその部署に配属してもらい、7年間、ずーっと受験サプリ・スタディサプリの新規事業開発、海外展開(インドネシアとフィリピンを約1年ずつ)を思う存分やらせていただきました。その経験はすごく楽しかったですし、まさか自分が東南アジアと日本を行ったり来たりする生活になるなんて思いもしなかったですね。ですが、ビジネスとして教育領域に携わる中で色々な課題を自問自答するようになりましたね〜。
松本さんが自問自答していた課題
- ビジネスとしては成立しているかもしれないが、教育効果がどのくらい担保された施策ができているだろうか・・・?
- 教育現場にスタディサプリをはじめとしたテクノロジーの役割がどんどん台頭してくる中で、ほんとうにテクノロジーと相性がいい場とは何で、先生なり教室なり、リアルが果たすべき役割の棲み分けってなんだろう?
- シンプルに言えば、教育という分野もそうだし、そうでない分野も含めて、人がやるべきパートとテクノロジーがやるべきパートの住み分けってなんだろう・・・?
このような問いが自分の中でどんどん大きくなっていきました。このまま働き続けながらその問いに向き合う選択肢もあったのですが、一度、大学院という、ビジネスから離れた場所で、フラットな目線で、その問いに向き合おうと思うようになり、2019年にリクルートを退職・留学しました。
私も課題こそ違いますが、教師として勤務している頃、常に学校現場に対する課題感というのは持ち続け、自問自答していたような気がしますね。多少、経済的なゆとりができるのも、社会人留学の魅力かもしれませんが、それ以上に現場での経験が大学院での学びの質を高めることにも繋がった気がします。
あ、ちなみにですが、リクルートは、新卒で入社して6.5年以上勤めると、退職金として年収1年分もらえるという制度があり、そこでもらえた退職金をおおかた今回の留学生活につっこみました。
なるほど、やっぱり社会人留学は、多少なりとも、お金問題を解決して、留学を実現させることができますよね〜。
>>参考記事:【ロンドンの生活費大公開】1ヶ月いくらかかる?
UCLでの学びがセカンドキャリアにどのように繋がっているのか?
つづいて、キャリアのお話についてお聞かせいただきたいのです。今回、UCLで1年間の学びを得て、たくさんのご経験をしたかと思いますが、この学びは、現在のお仕事にどのように繋がっていると感じられますか?
イギリスでの大学院生活は基本的に1年コースということもあり、何かUCLで学んだ具体的な知識が直接的に仕事に生きている、ということはあまりないかなと正直に思いますが、一方、「考え方、アプローチ」という点において非常に生きていると感じます。
なるほど〜。もう少し詳しく教えていただけますか?
先述の通り、留学前の自分は教育学を少なくともサイエンスとしては捉えていなかったですが、そうしたアプローチの存在を知る中で「どうすれば生徒さんはXXを効果的に身につけられるのか?そのようなサービスを創ることができるのか?」とプランニングするにあたって、脳科学もそうですし神経科学もそうですし、多方面のアプローチを通して「科学的に」設計するという態度を、(少なくとも)そのように考えようとする態度、に活かされていると強く思っています。
それは、まさに、Critical Thinkingのことですね!私も松本さん同様に、物事に対して、私自身、多少は多面的に考える癖ができたような気がします。
留学後のキャリア選択に悩んでいる方々へのメッセージ
先ほど、多面的に物事を見られるようになったと仰っていましたが、その他、留学を経験したことで、今のキャリアに役立っているようなことはございますか?
教育領域のビジネスは、テクノロジーの進化・発展もあいまり(EdTechという言葉もあるように)、現在グローバルに、大きく伸びている市場の一つです。自分の生まれた国に限らず、様々な国やエリアでのそうした機会を得るにあたって、留学という機会を通して、多様な国籍・文化が集まるコミュニティの中で生活することは、非常に大きなアドバンテージになっていると感じます。
なるほど〜。確かに、UCLはほとんど留学生!というくらい、文化的多様性にあふれる大学でしたよね。そんな文化の枠組みを超えて、関係形成ができる力は、海外留学を通して身に付けられるものであり、きっと世界を相手に取引をするお仕事では、非常に重要なスキルになりますよね!
さて、最後になるのですが、私のブログは現在、留学準備をされている方々がよく訪問してくださるので、もしよろしければ、今留学を悩んでいる方、留学後のキャリアが不安で、留学への一歩を踏み出せずにいらっしゃる方々へメッセージをいただけませんか?
はい!そうですね、うーん、、、。結局はシンプルに「留学にワクワクしますか?」という問いに尽きる気がします。僕も過去、留学しようと思って準備を始めたものの、やっぱり今は仕事の方が楽しいなと思って途中で留学準備をやめたこともありましたし、今回留学するに至ったのは「留学したいと思ったから」という、文字にすると大変陳腐なのですが、しかしそれが本音です。
うん、うん。私も同じように考えたかな〜。
これは留学に限らずですが、プランAとプランBがあって、たとえばプランAを選んだ場合、プランBを選んだ結果の人生を過ごすことはできませんし、どんな選択肢にも、それぞれメリット・デメリットが存在するのが世の常です。大学院留学をすることで失うかもしれない人生の選択肢と、留学することで広がるかもしれない人生の選択肢、どっちに自分はベット(賭ける)しますか?という、自分の人生に対する「決めの問題」にしかなり得ないと思います。
確かに!
だいたい、たぶん、留学に関心がある、もしくは過去留学したことがある人以外からは、ほぼ「行かないほうがいい」と言われるんじゃないですかね笑。海外で大学院に通いたいと思う日本人って、いったい全体の何%なんだって話ですし
- かけたお金に対してコスパ悪いよ
- 英語話せるようになったってあと数年したら自動翻訳の機械ができるよ
- しかもMBAでもないんでしょ?教育の修士?
- 留学準備のスコアメイクとかエッセイ作るのとかめちゃくちゃ大変なんでしょ?
- 仕事頑張った方がいいんじゃない?
とか、多方面に否定されてでも「アドバイスありがとうございます。それでも僕は留学したいと思うので行ってきます」と言えるか?という話に尽きる気がします。他人の意見があなたを幸せにする保証はありません。自分の心が感じた、自分が信じる道を進むのが、結局一番楽しい人生なんじゃないかなと思います。Follow your heart!
あ〜、なんか感動しましたよ、松本さん!素敵なメッセージありがとうございます。そして、お忙しい中、インタビューにご協力くださり、大変感謝しております。
最後になりますが、読者の皆さま、松本さんはTwitter(@matsumotoyou47)や、noteを通して、ご自身のご経験を綴っておられますので、ぜひ、そちらも訪れてみてくださいね。
今回の記事だけでは語り尽くせない、松本さんのご経験談や、教育とテクノロジーに関するお話をたくさん記事としてまとめてくださっていらっしゃいますよ。
あとがき:私がUCLに留学して
今回インタビューにご協力くださった松本さんは
私がUCLに留学していた頃の同期です。
別々のコースに在籍してはいたのですが
松本さんとは、たまに日本人数人で集まって、一緒に食事へ行っていました。
UCLで学ばれている日本人の方々はどの方も強い意志を持っていました。
出会った全ての方々は、私にとって、とても尊敬のできる
素敵な方々です。
そして、もちろん、松本さんも、その素敵な方の一人です。
一緒に食事をしながら
松本さんがリクルートで尽力されたご経験を伺う度に
日本の学校教育のICT化の遅れに危機感を感じざる追えない気持ちになりました。
そんな状況から一変し、昨今のコロナウィルスの影響に伴い
日本の教育現場ではこれまでにないくらいのスピードでオンライン整備が進んでおります。
オンライン化が進むことは、教育の質の向上に繋がるかもしれませんが
それに伴う弊害が発生することも考えられます。
つまり、今後の教育現場は
学校の教員だけでは手に追えない環境となってくることでしょう。
こんな時代であるからこそ、学校現場と企業が手を取り合い
一緒に子供たちを育てていく
そんな視野が必要なのではないかと
私が学んでいる教育社会学的側面から、考えてみたりしました。
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