★【ご案内】異文化の魔法にご支援をしてくださる方はこちらをクリック★

オンラインアンケート作成ツール4つを比較してみた結果報告

Online questionnairesイギリスの大学院
スポンサーリンク
saya

・UCL博士課程在学中
・UCL修士課程修了(Distinction)
・直感でやりたい!と思ったことはとりあえずやってみる性格です

学問:教育社会学
前職:小中学校教員 / 日本語教師
興味:文化の違いを楽しむこと
趣味:旅行 / ヨガ / 温泉めぐり
英語:IELTS7.5 / TOEIC 900

sayaをフォローする

はじめに

こんにちはSayaです。

今回の記事では、私が今後研究で必要となるオンラインアンケート作成ツールを選ぶために、4つのツールを実際に使ってみて比較検討した結果をお伝えします。

正直、4つのオンラインアンケートツールを使ってみた経験を通して、とても大きな学びがありましたが、一つ一つを学ぶのはだいぶ時間もかかることで大変でした。

なので、これは今後オンラインアンケート作成を考えている方に役立つ情報になるのではないかと思いまとめておきたいと思います。(かつ、この内容は自分の学びの記録としても役立つと思い記事にまとめています)

私が使用したオンラインアンケート作成ツール4選

  • Google Forms
  • Microsoft Forms
  • REDCap
  • Qualtrics

サーベイモンキーも有名ですが、今回は大学のアカウントでは使用できなかったので調査対象外としました。

まずはじめに結果からお伝えしますと、この4つを比較するならMicrosoft Forms かQualtricsが最も利便性が高く、使用しやすいツールであると感じました。

それでは、一つずつ私の感想をお伝えしていきます。

Google Forms

Google Formsはグーグルが提供しているアンケート調査ツールなので、多くの方々が使用した経験があるツールだと思います。

強みとしては、ツールを初めて使う人も直感的に使用することができる点です。

簡易なアンケート調査であれば、このツールで十分だと思いますが、基本的に研究用のアンケートツールとして使用するのはおすすめできません。

研究のデータは安全性の高いストーレージで保管することが求められますので、大学のストーレージに保管することがベストであると教わっております。

そういったことを考えると、Google Formsで回答を集めた場合のデータの安全性には不確かな点も多いので(Google なので安全性は高いはずですが)研究用にはあまり使わない方がいいのではないかと感じますし、私の指導教官もGoogle formsの使用にはいい顔をしませんでした、、、。

なので、できれば避けた方がいいのかなと思っています。

Microsoft Forms

Microsoft FormsはGoogle Formsと同じくらい直感的に使いこなせるツールです。

初心者の方でもとても扱いやすいですし、アンケートのテンプレも見やすく、雰囲気の良いアンケートフォームを完成させられます。

また、Youtubeでレクチャー動画もたくさんありますので、使い方で分からないことがあったら簡単に検索して勉強することもできます。

大学にもよりますが、UCLの場合、学生はOne driveのストーレージを100GBまで使えるようになっているので、Microsoft Formsで集めたデータはOne driveで管理するように言われています。

安全にデータを管理できるので、アンケートを作成するのであれば、まずはMicrosoft Formsで取り組んでみるのよいだろうなと思いました。

ただし、Microsoft Formsで表を作成しようと思ったら、20項目までしか質問項目を入れられないため、20項目以上の質問を表に挿入したいと思っている場合は、工夫が必要になってきます。

また、質問項目を隠しておいて、特定の質問に特定の回答をした人のみが回答できるような質問を作成するためのブランチングロジックという方法も限定的な仕組みしか作れないため、複雑なアンケート用紙を作りたいと思っている方は、別のツールを検討する必要があるでしょう。

(文章で伝えてもなかなか伝えきれないと思うので、実際に気になる方はツールを触ってみてください)

REDCap

私が今回研究で挑戦しようと思ったツールは、REDCapというツールです。

REDCapを利用しようと思った理由は、どのアンケートツールよりもデータ管理の面の安全性に優れているからです。

大学でライセンスを取得している他のアンケートツールよりも、より安全性の高いストーレージにデータを保存できるということだったので、REDCapを博士の研究で使ってみようと思いました。

REDCapの強みはデータの管理だけでなく、長期的に継続が必要な研究にも向いていることです。

同じ対象者に複数回アンケートをとって、その変化を見るための機能など、本当にGoogle FormsやMicrosoft Formsでは絶対にできない機能がたくさんあるんです。

ですが残念なことに、アンケートのデザインがあまり良くないのと、機能が多すぎて何がなんだか分からないんですよね。

利便性はあまり良くないと思います

なので、あのツールの使い方を学ぶだけでかなりの時間もかかりますし、ツールのレクチャー動画も英語でしかありませんので、使用するにはかなりハードルの高いツールだと思いました。

ただ、医学的な研究や、臨床研究向きのツールなので、そういった分野の方々は、好んでREDCapを使っているようです。

ということで、私はある程度REDCapでアンケートの見本を作り上げ、結局REDCapを使うのは諦めました。

Qualtrics

最後に検討したのはQualtricsというツールです。

正直、Qualtricsは今回紹介させていただいたアンケートツールの中で一番良いクォリティだと思います。

大学のライセンスがなければ結構高額なアンケート作成ツールだと思うので、まずは大学がライセンスを取得しているか確認してみることおすすめします。

(ちなみに、私の場合、UCLはQualtricsのライセンスを持っていないと私が勘違いしていたので、REDCapに挑戦していたという経緯もあります)

Qualtricsの良いところは、アンケートフォームは直感的に作成できるだけでなく、痒いところに手が届くような機能が豊富ですし、完成したアンケートフォームも見やすいし、回答者が離脱しにくいような工夫のあるアンケートの項目を作ることも可能ですし・・・

褒める点しかないですね。

それから私の場合は、三言語でのアンケート作成をしているので、翻訳が必要なんですね。

Google FormsやMicrosoft Formsの場合は、質問文を三言語並列させて表示させるか(でも、見にくくなる)、言語ごとにリンクを別発行するか(でも、集計が面倒になる)という選択しかないのですが、REDCapとQualtricsは言語を変更させる機能がついているので、複数言語を並列表示させる必要もないですし、言語ごとにリンクを別発行する必要もありません。

REDCapもQualtricsも翻訳は作成者が全て行うのが基本です。

ですが、Qualtricsの場合、有料で翻訳をお願いすることもできます

(研究費にゆとりがあるのであれば、ぜひ使いたい機能ですが、私は研究費に全くゆとりはないので、三言語翻訳を必死にやっています)

つまり、Qualtricsに対しては、今の所なんの不満もないくらいとても最高です!

ただ、あのツールはおいくらなのか・・・??

まとめ

今回はアンケートツール4つをご紹介いたしました。

日本ではGoogle forms かMicrosoft forms、サーベイモンキーがよく使われているツールかと思うのですが、サーベイツールは色々なものがあります。

それぞれを試して習得したり、比較したりするだけでも一苦労なので、今回の記事では私の経験談をまとめておきました。

今後オンラインアンケート調査を実施しようと思っている方のツール選択のアイディアとして、この記事が参考になれば幸いです。

\私のおすすめnote/

\異文化の魔法サポーター募集中/

読者の皆様へ

異文化の魔法の記事がお役に立ちましたら、異文化の魔法サポーターという形でブログを支援してみませんか?

異文化の魔法の運営を始めてから、当ブログはどんどんと知名度が上がり、お問い合わせやTwitterのDMから色々なご質問が寄せられ、そちらにお返事をする機会も多くなってきました。

しかし、本サイトでの情報発信を継続させるためには多少なりとも運営費が発生しております。

異文化の魔法の運営は私たちの楽しみである一方で

ブログ運営のために情報収集を行い、記事としてまとめる作業や、お一人お一人に、お返事を書く作業は、かなりの時間を費やしているのも事実です。

それでも、やはり多くの方々に目標を達成してほしいという願いは変わりませんので、学業の側、この異文化の魔法を少しでも長く運営させようと努力はしております。

そんな私たちの思いを応援してくださり、異文化の魔法の運営継続を願い、このブログをご支援をしたいと思ってくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひ、一度、異文化の魔法サポーター制度のご利用をご検討いただければと思っております。

サポートの詳細は、下記の3通りの方法があります

1.Amazonギフトカードを送る

2. noteで支援する

3. Amazonの欲しいものリストから干し芋かチョコを送る

コメント

タイトルとURLをコピーしました