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【イギリス大学院留学】修士論文の指導教官はどうやって決まるの?

supervisorイギリスの大学院
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saya

・UCL博士課程在学中
・UCL修士課程修了(Distinction)
・直感でやりたい!と思ったことはとりあえずやってみる性格です

学問:教育社会学
前職:小中学校教員 / 日本語教師
興味:文化の違いを楽しむこと
趣味:旅行 / ヨガ / 温泉めぐり
英語:IELTS7.5 / TOEIC 900

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はじめに:指導教官が修士論文の行末を左右する

こんにちは、Sayaです。

今回は指導教官のお話をしていきたいと思います。

まず初めに、今、大学院留学を考えている方の不安の一つは「修士論文」ではないでしょうか?

でも、実際のところ、不安半分、ワクワク半分という感じでしょうか?

私は、研究できることが楽しみだったのですが、私の考えていることが、ちゃんと先生に伝わって、

面白い!研究の価値がある!

と、思っていただけるのか・・・

とても不安でした。

UCLの先輩からも少し・・

私の先生は、いい人なんだけど・・・でも、んー。

なんて話を聞いていたので

  • 私は先生とうまくやっていけるのだろうか?
  • 私の英語力で、先生に思いは伝わるのだろうか?

本当に心配でした。

でしたので、大学院がスタートするや否や、

私は修士論文のための勉強は必死に取り組みました。

(もちろん、全ての授業に必死でしたが・・・汗)

2022年3月現在、SayaはUCLの博士の学生です。幸運にも修士課程の時に指導してくださった先生のもと、博士課程でも研究を進められております。

UCL の教育社会学専攻の修士論文の進み方

今回は、私が所属しているUCLの教育社会学コースを例にしてご紹介いたします。

UCLの内部でも、修士論文の決まりや、進み方は、とても大きく違うので、私の話は参考にならない方が多いかもしれませんが、イギリスの大学院の一例としてご紹介いたします。

私の場合、11月初旬ごろに研究のアイディアの提出が求められました。

そして12月には指導教官が決定しています。

詳しいスケジュールは以前のこちらの記事に時系列でご紹介しております!

では、どのようにして指導教官が決まったのか、お話します。

イギリスの大学院の指導教官の決まり方

11月初旬に求められた研究のアイディアレポートは、150~300 wordsの短いものでした。

このレポートで書いたことは次のようなことです。

  • 研究のテーマ
  • 研究方法(インタビューなのか?アンケートなのか?)
  • 研究対象(子供?親?先生?)
  • リサーチクエスチョン(どんなことを明らかにしたいのか?)

こんな程度書くと150~300 wordsはあっという間に埋まりました。

逆に、物足りない感じでした。

研究についてのアイディアを考える時には、こんなことを考えるといいよ!という流れを記事にまとめています。もし、修士論文の研究が不安だな〜と思う方は、下記のぜひご覧ください。

この150~300 wordsのアイディアのレポートを先生方が読んで

私はこの学生を担当するよ!

私は、この学生の研究なら指導できそうだわ〜

という先生方の会議のゆえ12月に担当教官が発表になりました。

私は、内心自分の研究テーマを指導できる先生がいなくて

このJAPANの子、余ったけど、誰か指導できる人いない?

なんて、言われていないか・・ビクビクしていました(笑)

でも、今、当時を思い出しながら書いていると、私は余計なことばかり考えていましたね(笑)

指導して欲しい先生がいる場合

150~300 wordsのレポートで、先生が決まるということは、修士課程の最後の最後まで、その先生と共に過ごす!という大きな分かれ道です。

  • 毎年、修士論文の締め切りに間に合わせられない学生がいます。
  • 研究の方向を見失って、どうしていいか分からなくなっている学生がいます。

もちろん、修士論文の執筆は、学生の責任ですから、先生におんぶに抱っこは禁物です。

しかも、イギリスは「自主性」を重んじる文化ですから「受け身」は絶対にNGです

どんどん、自ら考え、自らアクションを出していく必要があります。

ということで・・・

コース内の先生の中で、この人の研究が素敵だ!教わりたい!

と思うような先生がいた場合、学生は積極的にメールをしたり、研究室訪問をしていました。

自分の興味を伝え、先生に教わりたい!

というアピールですね!

そうすることで、先生の会議の時に、選択してもらうという方法を選んでいる学生もいます。

この方法は、先生方からも、もし教わりたいことがあれば、このようにアピールしてね!と伝えらていました。

指導して欲しい先生がいない場合

9月に入学して(実際は10月から授業スタート)、11月に研究内容を提出って・・・

結構キツイと思いませんか?

大学にも慣れていないし、大学院で研究を学ぼう!と思ってきたのに・・・

入学して1ヶ月で、研究のフレームワークを書いてね!

って。

saya
saya

ねー。

そんな状況であれば、「指導していただきたい先生」を探す以前に自分の研究したいことは何か?という点が、まだ定まっていなかったり・・・

このような状況で、先生にアプローチするには自信がなかったり・・・

どの先生にアプローチして良いものか分からなかったり・・・

すると思います。

それは、それで、いいと思います!

その場合は、割り当てられた、先生とゆっくり構想を練っていけばいい話ですからね。

私の場合

そして私の場合です。

私の先生についてのお話は、何度か私のTwitterのアカウントで (@ l0vu4evr)でご紹介させていただいたのですが、私の先生は、女性の先生で、一生懸命指導してくださる方です。

私の憧れです。

こんな素敵な先生と出会えたことが、私にとってUCLに来たことでも、一番良かったことでした。

指導教官が割り当てられる前は、とても不安が多かったのですが・・・

この先生との出会いが、本当に私を安心させてくれました。

では、どのようにして私はこの女性の先生と廻り合えたのか・・?

実は、私はどの先生にもアプローチしていません

なので、先生と出会えたのは、私の運なんです。

実際のところ、先生方の会議の前、指導していただきたい先生にアプローチすべきか?

とても悩みました。

でも、色々な先生の過去の研究を見ても、日本の教育について研究されている先生はいなく、どの先生が、私の研究指導にあたってくださるのか?

私には検討がつきませんでした。

それなら、無理に私からアプローチするのではなく、先生から、私の研究のフレームワークを見ていただき、選んでいただいた方が、一番いいかなと思ったんです。

私と指導教官の出会い

そして、来たる12月の指導教官発表の日。

今の指導教官の名前が・・・。

この先生は私たちの授業を受け持ってくださってはいたものの、私は直接お話をしたことがなかったので、どんな先生かよくわかりませんでした。

なので、先生をネットで検索し、先生の過去の研究を調べたんです。

でも、先生が研究されていることは・・・私の興味の分野なのか???疑問でした。

なぜ私が先生の元についたのか?

本当に、わかりませんでした。

とりあえず、ご挨拶をしないといけないな!と思い、授業の休憩時間中に、先生の元に近づき・・・先生に自己紹介!

saya
saya

Sayaです!修士論文のご指導よろしくお願いいたします。私は日本から来ました。

きっと、私のこと全然分からないだろうな〜

とか

きっと、私の研究のフレームワークなんて、あんまり覚えていないんだろうな〜

とか

思って話しかけたんです。

(なんかネガティブですね笑)

そしたら ・・先生は私を見て

誰だこの子?

みたいな表情をして・・・

あー!日本の学校の先生にインタビューするって言ってた子ね!あなたの研究が面白いな!と思って、私があなたを選んだのよ!

と言ってくださったんです。

この瞬間、私は本当に嬉しかったのを覚えています。

あ、認めてもらえた!と。

その日から、今日まで、先生には、感謝でいっぱいです。

まとめ:指導教官との相性は運だけではない

日本の大学院であれば、大学院入学前に、研究室に訪問へ伺ったり、ゼミに参加させていただいたり、ということが一般的かと思います。

イギリスの大学院でも、キャンパスビジットといって、大学訪問をする人もいるものの、基本的には、大学訪問をしなくても受かることが多いです。

(でも、コースによるかもしれません)

そのため、修士論文の指導教官は、運なのか・・・、、なんなのか、、、?

というのも、実際にアプローチして指導教官になっていただいても、なかなか、うまく関係性を作れない人もいたり、アプローチせずして決まった指導教官が、他の仕事との兼業で、忙しすぎるため、修士論文の指導はほとんどしてくれなかったり・・・

という不運な場合もあるためです。

でも、それは運だけが原因ではなく、

私たち学生がどれだけフレキシブルに先生とコミュニケーションを取れるか?

という点にも関わってくるので

先生との関係は、運でもあり、私たちの柔軟性でもあり、努力でもあり

色々な要因が関わっている気がします。

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