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修士論文を考える上で取り組みたいこと6選

修士論文イギリスの大学院

はじめに:修士論文は自分探しの旅

修士論文ってやっぱり大変ですか?

saya
saya

はい、大変です。

でも・・・、私は、最高の自分の探しの旅に没頭できる期間だと思っているので、楽しいです

私が在籍するUCLでは、2万語(参考文献を含めて80~100ページ)におよぶ論文の執筆が求められています。

*ただし、レイアウトはダブルスペースです。

長くて、苦しくて、大変な修士論文を「楽しい」と思えるのは・・・

変わっているかも?しれませんが(笑)

自分の好きなことを、徹底的に取り組むことができる時間って、

私たちの人生のうちにどのくらいあるものでしょうか?

イギリスのマスターは、たったの1年。

この、与えられた1年をどう使うかはあなた次第ですが・・・、

  • イギリス旅行はいつでもできます。
  • ヨーロッパ旅行もいつだってできます。

でも、本気で修士論文と向き合える時間は、この1年きり

saya
saya

せっかくなので、最高の出来にしたいですよね!

(と、私は常日頃思っています。)

長くなりましたが、

今日は、修士論文を考える上で、取り組みたいことを6つご紹介いたします。

なお、私は現在、人生で2度目の修士論文を執筆しています。

今回の記事は、1回目の反省も生かしながら、

この方法は結構良かったかな〜

と思うことをまとめました。

コツ1:自分の興味を考える

研究は、長い、長い、自分との戦いです。

なので、せっかく取り組むのであれば、

やっぱり自分が勉強していて楽しいと思える研究テーマがいいですよね。

なので・・・

研究テーマを考えることは、自己分析をすることである!

マインドマップを作る

自己分析をするには欠かせないのは、マインドマップです。

好きなものをどんどん書いてみましょう。

私であれば・・・

(例)教育ー学校教育ー中学校 ー生徒指導ー教員のメンタルヘルス・・・

ともつなげられるかもしれないし、

(例)教育ー日本語教育ー外国人労働者ー移民ー・・・

ともつなげられるかもしれません。

同じ「教育」からスタートしているのに、方向性が全く変わりますね。

色々な枝を作って、

最後に行き着いたキーワードを比較した時に、どれがワクワクするかな?

と考えてみてもいいと思いますよ。

情報収集をしよう

先ほどの話と少しかぶってしまいますが・・・

マインドマップは、自分の興味を探すには、とても簡単で、取り組みやすい方法です。

でも、マインドマップを作るためには、

やはり、ある程度の知識は必要かもしれませんね。

(例)教育ー生涯教育ー???

えっと・・・生涯教育ってどんな教育なんだろう?

このように、生涯教育という分野が何をしているものなのか、

分からなければ、

その先が書けないのは当然です。

なので、

マインドマップを作ってみたけど、あんまり、膨らまないな〜

と思ったら、

正しい、正しくないという情報よりも

気軽にアクセスできるような手段で、

アイディアを膨らませていくといいと思います。

また、ネットでニュースをみたり、

SNSで色々な人の考えをみたり、

本を読んだりするのも一つの方法ですよ。

その後 、マインドマップに考えを追加してみましょう。

情報収集の際、正しい情報源は重要です。

でも、ここでは、自分の興味を知るということを目的としてお話しているので、飽きずに情報収集できそうな手段で、

幅広く情報を集めてみることをおすすめします。

コツ2:リサーチクエスチョンを考える

マインドマップが完成し・・・

これは面白いぞ!!

と思ったキーワードが選択できたら、

次は、リサーチクエスチョンを考えます。

リサーチクエスチョンのポイントは・・・

自分が知りたいな〜。なんでかな??

と思うようなことでOKです!

例えば、マインドマップの一つの枝が次のようなものになったとします。

(例)教育ー生涯学習ー生涯学習センター

みなさんは、「生涯学習センター」に対して、どんなことを知りたいな〜。

と思うでしょうか?

私が知りたいな〜と思ったことをざっとあげてみました。

リサーチクエスチョンの例
  • どんな人が生涯学習センターを利用しようと思うのだろうか?
  • 何歳になっても学び続けたいと思う、その理由は何か?
  • 生涯学習センターで、学び続けるためのモチベーション維持は何か?
  • 生涯学習センターを利用している人と、利用していない人の差は何か?
  • イギリスには生涯学習センターというものはあるのか?

思いつきで書いたリサーチクエスチョンなのですが、

小中学校の「総合学習」みたいなクォリティーですよね(笑)

saya
saya

最初なので、ま、これくらいで、いいんです。

単純なリサーチクェスチョンでも、

知識を入れていくと、どんどん、深まり、大学院レベルに仕上がってくるはずです。

最初のとっかかりは、単純なリサーチクエスチョンであったとしても、知識を増やせば増やすほど、深みのあるリサーチクエスチョンが仕上がってきますよ!

だから、最初は簡単に考えましょう。

コツ3:先行研究の調査

ある程度、リサーチクエスチョンが出てきたら、

次は、これまでどのような研究をなされてきたのか、論文や本を読んでみましょう。

きっと、考えていたリサーチクエスチョンの中には、

先行研究を読めば、あっという間に答えが見つかってしまうかもしれません。

(例)イギリスには生涯学習センターというものはあるのか?

であれば、政府のHPを見れば、あっという間に答えが出てきそうですね(笑)

saya
saya

でもそれで、いいんです。基本的な背景や、現状が分からなければ、深みのあるリサーチクエスチョンは、作れませんからね。

でも、リサーチクエスチョンの中には、

なかなか、答えが見つからない場合もあります。

つまり・・・

答えが見つからない

ということは?

研究がされていない可能性がある

ということは?

修士論文でやってみる価値があるかも!!(やったー!)

知りたいな〜と思っていることを調べていくと、

答えが見つからないことがあります。

実は、それが、自分のオリジナリティーのある、

リサーチクエスチョンになるかもしれないんです!

なお・・

専攻研究の調査では、次の3つの資料や書籍を読むことをおすすめします!

査読付きの論文

査読付き論文(peer reviewed article)とは、

研究論文の中でも、非常に信頼度の高い論文です。

とりあえず、論文を探すときは、

まず、査読付き論文を読みましょう。

本は、定義から研究内容まで、一連のテーマに関する内容が分かります。

論文は研究の一部分の場合が多いので、

物足りないな〜と思うこともあるのですが、本は、情報が多いので、

時間はかかりますが、論文と同時進行で読むべきです。

本を読むときは、自分の興味のある章のみ読むという方法をおすすめします。

修士論文・博士論文(おすすめ)

修士論文を執筆するのであれば、

先輩方の修士論文に目を通しておきましょう。

特に!!

彼らの、参考文献に着目しましょう。

彼らが、論文を執筆している時に、

あの情報が欲しいな〜

と思っていた情報は、

私たちが今欲しいな〜と思っている情報とかぶっていることが多いので、

修士論文は、私たちにとっては、とても勉強になる文献です。

コツ4:研究の実行可能性(feasibility)を考える

ある程度、リサーチクエスチョンの目処も立って、先行研究も読んで、

このクエスチョンなら修士論文で書けば面白いかも!

なんて思うものを見つけたら、

次は、どうやってそのクエスチョンを調べるのか?

ということを考えなければいけません。

インタビューなのか、アンケートなのか、観察なのか、方法はたくさんあります。

また、研究対象は誰なのか?ということも考えなければいけません。

先ほどのリサーチクエスチョンの中から一つ例をご紹介いたします。

(例)生涯学習センターを利用している人と、利用していない人の差は何か?

  • 調査方法:アンケート
  • 対象:A市にあるXXX生涯学習センターの利用者と、利用していないA市民

と設定したとします。

その時に考えなければいけないことはたくさんあります。

考えるべきことの例
  • XXX生涯学習センターは研究に協力してくれるのだろうか?
  • センター利用者の年齢層は幅広いので、どの年齢を対象にするのか?
  • センターを利用していない人には、どのようにアクセスするのか?
  • アンケートは、オンラインなのか?紙で行うのか?
  • 紙のアンケートであれば、費用はどのようにまかなうのか?
  • 街頭アンケートをするのか?施設内に置いてもらうのか?
  • 回収率はどのくらいになると見込んでいるのか?

こんなことを自問自答して、

できる?できない?

を判断していく必要があります。

このことは英語で、feasibilityと言います。

実行可能性という意味です。

なので、担当教官には、

Is your research feasible?

ということも、尋ねられるかもしれませんよ。

研究計画書を書く上では、feasibilityも考慮に入れた上で、執筆したいものです。

ただし!研究方法が難しく「できない」と判断した場合でも、諦めることはありません。

別の方法で答えを見つけられる可能性もあるので、次は研究方法に着目して論文を読んでみるといいかもしれません。

コツ5:他の学生と繋がる

誰かに相談する

ここまで考えると、きっと・・・

どんどん煮詰まってきて、ワクワクどころか・・

私が知りたいことは全部研究されているじゃん!!

とか

研究方法は、どれにすればいいかわかんないよ!

とか

いろんな、研究に対する悩みが出てきます。

最初は、漠然と、何を研究しようかな〜と思っていたと思いますが・・・

勉強すればするほど、色々とわかってきて、

逆に知識の海で、絶望的になりかねません(笑)

なので、そういう時は、誰かに相談してください

担当教官でもいいのですが、修士学生同士または、博士の学生に質問をすることがベストです。

みんな同じ気持ちなので、たくさん協力してくれます。

また、自分1人で考えると、煮詰まってきて、

やってもやっても、先が見えなくなっている時に

すごいね!!

こんなに、たくさん勉強していたんだね!

よくできているじゃん!!

私は、そこまで深く分からないど、〜〜だと思ったよ。

なんて、アドバイスと励ましの言葉をもらえると嬉しいものです。

他の学生の研究に協力する

大学院に入ると、他の学生が研究協力者を募っていることは多々あります。

面倒くさいな〜

なんて、思わず、積極的に参加していきましょう!

研究協力をすると、先輩方の研究の方法を勉強することができますし、

自分が研究者を探している時にも、協力してくれる可能性もあります。

特に、博士の学生さんからは、たくさん学ぶことがあります。

私もUCLの博士の学生さんと、数ヶ月に1回スカイプをして、

修士論文についての相談にのっていただいておりました。

とても勉強になりますので、できることなら、博士の学生さんと繋がっていきましょう。

コツ6:複数案を用意しておく

研究はいつも成功するとは限りません。

ただ、成功することが全てではなく、

この方法でやったら、どんな点に課題があった

とまとめることも、大切な点なので・・・

(言い方がよくないですが・・・)失敗してもOK!

でも、できることなら、

なるべく自分が考えていた、仮説が検証できれば、嬉しいですよね。

達成感が得られますからね。

そのためには、色々な案を考えておくといいと思います。

その案とは・・・

研究の代替案の例
  • アンケートや、インタビューではなく、観察に変更する案
  • 生涯学習関連のボランティア団体に研究依頼をしてみる案
  • 生涯学習という枠組みを成人の絵画教室に狭めてみる案

研究の内容を複数用意して、担当教官との話し合いに参加すると、先生からアドバイスといただきやすいと思いますよ!!

おまけ:アカデミック英語のリストを作る

最後におまけです。

海外で論文を書くということは、ある程度の言語力は求められます。

言語力は一日して伸びないので、

日々、自分用のアカデミック英語のリストを作っておくといいと思います。

(英語でなければ、それぞれの言語で!)

例えば・・・

  • 論文や、本を読んでいる時に、いいフレーズがあったら、メモる
  • 先生から英文の添削を受けて、使いやすいな!と思ったら、メモる
  • ネイティブの友達が話している英語を聞いて、いい表現だな!と思ったら、メモる

この癖をつけていると、

どんどんアカデミックな表現が身についていくと思いますよ。

修士論文を楽しむために

修士論文を「苦痛なもの」ではなく、

「楽しむもの」とするために、

最後に、6つのポイントをまとめます。

修士論文を考える上で取り組みたいこと6選
  1. 自分の興味を考える
  2. リサーチクエスチョンを考える
  3. 先行研究の調査
  4. 研究の実行可能性を考える
  5. 他の学生と繋がる
  6. 複数案用意しておく

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