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大学院の指導教官との関係性ー関係性構築の上で重要なことー【イギリス大学院】

イギリスの大学院
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saya

・UCL博士課程在学中
・UCL修士課程修了(Distinction)
・直感でやりたい!と思ったことはとりあえずやってみる性格です

学問:教育社会学
前職:小中学校教員 / 日本語教師
興味:文化の違いを楽しむこと
趣味:旅行 / ヨガ / 温泉めぐり
英語:IELTS7.5 / TOEIC 900

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こんにちは、Sayaです。

今回の記事では、指導教官との関係性についてのお話をしたいと思います。

大学院に進学するにあたり、「指導教官」の存在はとても大きなウェイトを占めると思います。

それはイギリスであれ、日本であれ同じことだとは思いますが、私は日本の修士課程で学んでいる時より、イギリスで関係性を深めるのは難しいなと感じました。

その理由は、そもそも先生とお会いする時間が少ないためです。

それから、言語や文化の壁もあって、距離の縮め方に戸惑いなどもありました。

そんな経験を経つつも、ありがたいことに、私はこれまで指導教官とはとても良い関係性を築けたと思っておりまして、自分の中でもたくさんの学びと成長を感じました。

このような経験をもとに、今回の記事では指導教官との関係構築の重要さや、これまで私が実践してきたことをご紹介したいと思います。

この記事は、

・指導教官との関係がうまくいかない

・どのようにコミュニケーションを取ってよいのか分からない

・距離感が難しい

・これから博士課程に応募したいと思っていて、修士課程の指導教官との関係を維持したい

・指導教官から推薦状を書いていただきたい

など、指導教官との関係性を良くしたい(または、良い関係を維持したい)と思っている方におすすめです。

私の経験でははありますが、参考になりましたら光栄です。

イギリスの大学の先生方の日々

指導教官との関係性構築の上で重要なことをご紹介する前に、少しイギリスの大学の先生方の日々をご紹介したいと思います。

まず、イギリスの大学の先生方は(とりわけ、文系の私の大学では)毎日大学には来ません。

私の指導教官であれば、週3か4日くらいしか大学には出てこないようです。(最近だと、週4日も来ているのかも疑問です)

先生方の忙しさも、学期によって様々で、授業を受け持っている学期などは、成績の時期などになると、とても忙しくなります。

一方、授業を受け持っていない学期は、研究活動や海外講演、学会参加などで、大学を離れている場合も多いように思います。

そして、(いいことなのですが)イギリスの先生方は「休みは休み」なので、しっかりと休みを取られます。

その間、音信不通ということはよくあります。

そのため、先生と会うことは非常に難しく、メールでのやり取りで、済まされることも多いです。

しかし、指導教官との関係性形成の面から考えると、文字のみのコミュニケーションで関係性を構築するのは非常に難しく、限られた時間のなかだとはいえ、少しでも対面で話しをする機会を作れるよう努力したいものです。

指導教官との関係性

つづいて、指導教官との関係の重要性について述べていきたいと思います。

残念ながら、指導教官との関係があまり良くないという人は、珍しくはありません。

どの程度をもって、「関係が良い・悪い」と判断するのかは、状況によりけりではありますが、やはり、もやもや感を持っているような状況よりも、安定している関係性であればあるほど、指導教官が自分の強い味方になってくれるはずです。

以下、三点、指導教官との関係性が、学生の私たちにとって、強い味方になってくれると感じるポイントをまとめてみました。

学位論文/研究の指導

まずは学位論文/研究の指導についてです。

指導教官は、学位論文の指導者となりますから、関係性はとても重要です。

その関係性が上手く構築できている学生は、学位論文の執筆も充実したものになると思います。

一方、指導教官との関係が良好ではないと、方向性を見失ってしまうこともあるかもしれません。

学位論文は、学位取得にとって必要なものですし、形として残るものですから、満足いく学位論文の作成には、指導教官との関係性は欠かせません。

推薦状を作成

日本でも、就職や進学の際に、推薦状を求められることはあるかと思いますが、海外の場合は、日本以上に推薦状のウェイトが大きいです。

何に応募するにも、常に推薦状が必要です。

そんな時に、なかなか会えない指導教官に対し、メールで推薦状作成をお願いしなければいけない時は、非常に申し訳ない気持ちになります。

とはいえ、申し訳ないからといって、補助金、就職、進学のチャンスを見逃すわけにはいきませんから、時には、失礼とは思いつつも、メールでお願いをするわけですね。

その時に、やはり日頃からの先生との関係性が一気に試されます。

将来につながる機会の創出

指導教官は、時として、学生に大きなチャンスを創出してくださることがあります。

関係性が良ければ良いほど、先生もきっと、何かあれば、この学生に話を回そうと思ってくださるのではないでしょうか。

私が過去、イギリスに来てから、指導教官に話を回してもらった機会は、ティーチングアシスタントの話や、日本の大学訪問の話です。

今後は、リサーチアシスタントにも・・・と考えてくれていそうな?雰囲気も???

ただ、あまり期待しすぎてはいけないなと思ったりしていますが、常に、「本当か?」と疑問に思うようなレベルから、TAや日本出張の話を生み出してくださった方なので、指導教官という存在は、学生にとって、大きな機会を生み出してくれる強い味方になってくれると感じています。

指導教官との関係をより良く保つには?

指導教官との関係性をより良く保つために私が実践していることは、5つあります。

それは、以下のnoteにまとめていますので、そちらを参考にしてください。

まとめ

今回は、指導教官との関係構築とその重要性についてまとめてみました。

いかがでしたでしょうか?お役に立ちましたら幸いです。

この記事を読まれている皆さんも、現在の指導教官、またはこれから出会う指導教官との関係性がより良いものとなることを願っております。

ちなみに、イギリス大学院(UCL, IoEの事例)の指導教官の決定の仕方については以下の記事にまとめていますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。

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