はじめに:速読テクニックを身に付けたい方へ
こんにちは、Sayaです。
今回は「読書」をテーマにお話をしていきます。
さて、さっそくですが、みなさんは日常生活の中で
どのくらい本を読みますか?
今はスマホ、タブレット、PCでインターネットに気軽にアクセスできるので
本を読まなくても情報は手軽に手に入りますよね。
それに、本を読むには、「よし読むぞ!」といった気力や時間も必要ですよね。
そんな時に少し考えたことがないでしょうか?
もし、速読ができたら、短時間でたくさんの本を読めるのにな〜
と・・・。
ということで、今回は私が実践している
「速読テクニック」をテーマにお話をしていきます。
速読テクニックのコツ5選
私は教員として仕事をしている頃から
いずれは、学問の世界にもう一度足を踏み入れたいな〜という思いを持っていました。
そのため、なるべく日常生活の中で本を読む習慣を作ることを工夫していました。
読書が苦手だった私は、どうすれば私自身が「読書家」になれるものか?と、
とても悩みつつ、とりあえず本を読んでみることにしました。
最初は億劫だった読書も、今ではどこへ行くにも本は手放せなくなってしまいました。
そして、いつの間にか本を読むスピードがとても速くなっていました。
きっと、これもロンドン大学で嫌になるくらい本を読んだ成果でもあるのかもしれません。
そんな私の速読テクニックはいくつかのポイントがあります。
今回は、10個のコツを特別に伝授いたしますね。
コツ1:本を読む目的を明確にする
本を読む際、私は必ず「この本から私はどんな情報を得たいのか?」という目的を考えます。
本のタイトルを見て、だいたいどんなことが書かれているのか予想するのです。
そして、目次を見ます。
目次を見て、欲しい情報があるかどうか?という点に注目します。
その後、欲しい情報が書いてありそうな章をパラパラっとめくります。
そして、情報がなければ、さようならですが
魅力的な情報がありそうであれば、私の読みたい本の候補となります。
また、ざっくばらんに本をめくって
思いもよらない魅力的な内容が見つけられた場合も私のリスト入りです。
コツ2:読む本の種類を分ける
本には色々な種類があります。
学術的なものから、小説まで多岐に渡ります。
そのため、私は、常に速読テクニックを使って本を読んでいるわけではありません。
- 速読すべき本
- 自然と速読できる本
- 速読できない本
といった、本の種類によって速読への向き不向きがあるので
本の特徴を分けて、速読テクニックを使って読んでいます。
速読テクニックを使うべき本は
小難しい専門書でしょう。
もちろん、その本を読んでいる目的にもよるのですが
専門書を読んでいる場合は
期限までに何かをアウトプットすることが課せられている場合が多いので
短期間で質より量を求められるためです。
一方、小説は味わって読みたいものです。
例えば、私の大好きな原田マハさんの小説「奇跡の人」は味わいながら
ゆっくりと読みたいものです。
嗚咽をこらえながら泣いた思い出の一冊でした。
このように、小説は速読できない本というか
速読してしまったら、そのストーリーの面白みが削がれてしまうので
一字一句大切に味わいながら時間をかけて読んだ方がいい本のカテゴリーにしています。
しかし、好きな小説家さんであれば、ストーリーにぐいぐい引き込まれていくことってあるんですよね
その時は、小説家さんに身を任せていくのがいいですよね。
きっと、その状態になった時は、鍵かっこさえ読めば、話の展開が
どんどん入ってきて、自ずと速読できる状態になっているのですが
基本的に小説であれば、速く読むのはもったいない気がしてしまいます笑
コツ3:目的の情報を獲得することを目的とする
コツ1と少し被るってしまうのですが
私が本を読む時は、基本的に「知りたい情報が得られたらOK」というスタンスで読みます
時間は有限ですから一生涯に読める本の冊数にも限りがあるわけですので
ゆっくり、一つ一つ読んでいると
複数冊に跨っている大事な情報を集めることができないためです。
なので、ページを開いた時に、その見開き1ページの中で
一番のポイントは何か?
という点を一言でまとめられたらOKという気持ちで読んでいます。
ただし、目的の情報が書かれているページは少しゆっくりめに読むなどして
ページごとに読むスピードを変えながら
適切に目的とする情報取得を行うように読み進めています。
コツ4:同じテーマの本を数冊読む
本を読む時は、必ず同じ系統の本を複数冊読むようにしています。
そして、色々な著者の本を読むようにしています。
入門書から専門書まで、目を通すことで
速読のスピードがアップするのです。
というのは、同じ系統の本には、同じようなことが書かれています。
その本のレベルや、対象読者によって、難しい説明があったり、非常に分かりやすく書かれていたりします。
基本的に私は一つの事柄を一冊で分かろう!という気持ちで本は読んでいません。
(もちろん、一冊で分かればハッピーなのですが・・・)
とくに専門書であれば、一冊をしっかりと理解するまでには
たくさんの言葉の意味を調べないといけないこともあります。
なので、別の著者が書いた入門書を読むことで、その内容を薄らと理解することができるわけなんです。
ですが、入門書ばかり読んでいると、浅い知識しかつきませんから
また新たな本を読むと、既知の事柄に合わせて、知らなかったことが知れて
その分野の知識をつけることができるんです。
もちろん、知識をつければつけるほど、新しい本を読む時には、用語の説明、定義の部分、歴史的な出来事の説明は、すっ飛ばして読めるようになっていきます。
なので、一冊で満足するのではなく、同じ系統の本を何冊も読むことが速読の一つのテクニックです。
コツ5:複数の本を並列して読もう
私が本を読む時は、必ず複数冊並行して読んでいます。
最低四冊は並行します。
- 専門書
- 小説
- 実用書
- 英語小説
その時々で、並行させている本の種類も変わってくるのですが
なるべく、色々な本に触れていたいというのが一つと・・・
一つの本をずっと読んでいると、飽きてくるというものあります。
特に専門書を目的取得型方法で、ずっと読んでいると
ちょっと疲れてくるのも事実です笑
なので、ちょっと、ゆっくりしたいな〜なんて思ったら
休憩目的で小説を開きます。
味わいながら、ちょろっと読んで、余暇の時間とします。
実用書は、1時間程度で一気に読みます。
簡単な文章で書かれている場合が多いので
実用書一冊から、日々取り入れられること1〜2個見つけられたらいいやという気持ちで
多読用として、常に新しい実用書を手元に置いておきます。
英語小説は、夜に私の子守唄代わりにゆっくりと読んでいます。
このように、本の種類と自分が求める情報に応じて
本を並行させながら読むと
一気に複数冊を読めます。
明日から誰でも実践できる具体的な速読術5選
ここからは、もう少し具体的に
私が速読をする時に、文章のどこに着目して目的とする情報を取得しているのか?
というお話をしていきます。
コツ6:文頭と文末はゆっくりと読む
本を開いた時、私は段落の始まりの文章をゆっくりと読みます。
そして、その次に軽く目がいくのは、その段落の最後の文章です。
その2つの文章を読んで、この段落には私が欲している情報が書かれているかどうかを判断します。
もし書かれていたら、その段落を読みますが
書かれていなさそうであれば、さらっと文字を追う程度の読み方しかしません。
小難しい言葉を噛み砕いて理解せず、飛ばして読んでいることが多いです。
コツ7:太文字に着目しながら読む
最近の実用書は、とても分かりやすいレイアウトになっています。
小見出しが大きかったり、重要部分が太文字になっていたり
カラー印刷でハイライト がされているものまであります。
このような実用書は、小見出し・太文字・ハイライト だけ読めば
その見開き1ページで言いたい筆者の主張が伝わってきますので
私は基本的に、それらを見渡し
すごく魅力的なテーマではない限り、ゆっくりと読むことはありません。
なので、実用書は多読向きだと感じています。
コツ8:接続詞に着目しながら読む
太文字等の細かいレイアウトがない本の場合は
接続詞に着目しながら読むようにしています。
特に、結論や主張となる文章の頭にある「つまり」は必ず押さえてるように読みます。
また、逆説「しかし」も注目ポイントです。
今までの流れから、新たなる流れの展開なので
きっと、大事な主張が隠されている可能性が高いからです。
そうやって読んでいくと
その本から知りたい情報が見つけやすくなっていく感覚を得られるようになってきます。
コツ9:重要なポイントはメモを取る
速読には一つ難点があります。
それは、内容を忘れやすいことです・・・。
ここまで読んでくださった方は、お気づきの通り
私は、文章を丸々読んではいませんし、大量に本を読んでいるので
どの本に何が書かれているのか?ということが思い出せないことが多いんです。
なので、私はメモを取るようにしています。
メモは、IPadのGoodnotes5で管理しているのですが
基本的に、「これはいいぞ!」と思った本の表紙の写真と
いいな〜と思ったページの写真を取り
Goodnotes5の読書ノートとして管理しています。
いいな〜と思ったページの写メには、ハイライトをして、私のコメントも添えています。
もちろん全ての本をこのように管理しているのではなく
これはすごくいい情報だ!と思ったことだけ
ノートにまとめています。
そうすることで、読書ノートを見直した時に
いつでも、私が収集した情報を見て思い出すことができるわけなんです。
もちろん、表紙の写真もあるので、必要に応じては
もう一度、その本を読めるようにしているという状態です。
なお、これまで読んだ本はほぼ全てブックログアプリで管理しています。
こちらは、ただただ、私の本棚としてアプリに記録をつけているだけです。
なお、無料ブログを開設して、読書ノートとして活用するのもおすすめです。
(私もいつか、読書記録ブログを書いてみたいな・・・)
コツ10:年間目標冊数を決める
ここまで、速読テクニックをご紹介してきましたが
やっぱり、このような技術を身につけるためには
実際に本を読みながら実践していき、自分に合うテクニックを探していくほかない気もします。
なので、これまであまり本を読む習慣がなかった方は
とりあえず何も考えずに
興味を持った本を読んでみるといった一歩からスタートしてもいいと思います。
それとともに、年間目標冊数を決めてみるのもおすすめです。
目標があると、とりあえず本屋さんや図書館に足を運ぶ回数が増えると思いますしね!
そんな風に、目標冊数に向けて本を読んでいくうちに
どんどん、自分ん読み方のスタイルが確立され
速読のテクニックも身についていくはずですよ。
先ほどもお伝えしたブックログアプリで読んだ本を管理すると
達成感も感じられるのでおすすめです!
おわりに:年間100冊を目標にすると本の読み方が変わる
最初にもお伝えしたのですが
私は読書家でもなんでもありませんでした。
むしろ、読書は苦手なことの一つだったような気がします。
そんな私が読書家に変わってきたのは
・大学院に行きたい!という気持ちと
・教師として生徒に読書の大切さを伝えなきゃ!
といった責任感で始めたのが、100冊リーディングという取り組みでした。
正直に言いますが、読書に慣れていなかった私にとって、この取り組みはキツかったです。
でも、80冊超えたあたりから
本を読むことに対する私の感覚が変わっていったのを感じたんですよね。
筋トレや、英語の学習のプラトーを脱出した感覚でした(笑)
なので、100冊に達した時には「よし、終わり!」ではなく
「読まなきゃ!いや、あれも読みたい、これも読みたい!」という気持ちが出ていたのを覚えています
おそらく、これが習慣化ということなんでしょうね。
そして、今私が身に付けた速読の技術は、読書の習慣がより洗練された形なのかもしれません。
きっと、これからも読めば読むほど、読書のスタイルが変わっていくだろうと考えると
ある意味楽しみでもあります。
さて、最後に速読テクニックのコツ10選をまとめて終わりとします。
- 本を読む目的を明確にする
- 読む本の種類を分ける
- 目的の情報を獲得することを目的とする
- 同じテーマの本を数冊読む
- 複数の本を並列して読もう
- 文頭と文末はゆっくりと読む
- 太文字に着目しながら読む
- 接続詞に着目しながら読む
- 重要なポイントはメモを取る
- 年間目標冊数を決める
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