こんにちは、Sayaです。
今回はエッセイ課題作成で気をつけるべきこと10選というテーマで記事をまとめています。
普段はこうした方がいいよ〜という勉強方法を記事としてまとめることが多いのですが、今回は違う角度から気をつけた方がいいよ〜という内容を紹介していきます。
ただ、勉強方法は人それぞれ合う合わないがありますので、今回紹介する内容が全てではないということだけ前置きしておきます。
イギリスの大学院修士課程は1年間という短い期間ですし、その短い期間で課題の嵐に見舞われますので、正直自分に合った勉強方法をゆっくりと試している余裕もないはずです。
ですから、私の経験をまとめてみました。
参考にしてみてください。
エッセイ課題作成で気をつけるべきこと10選
エッセイ課題を漠然と理解したまま取り組む
一つ目に気をつけるべきポイントは、エッセイ課題の理解についてです。
イギリス文系のエッセイ課題の特徴は抽象度が高いようなものが出やすいということでしょう(私が知っている限りの話です)
抽象度が高いため、どのようにも解釈でき、エッセイに広がりを持たせることができます。
それはある意味、良いようにも感じるのですが、それが学生を悩ませる理由の一つでもあります。
課題を読み、自分の知っている範囲の知識でなんとなく理解し、文献を読んでいくと、どんどんと理解は深まっていくものの、文献を読み進めていくと、色々な議論があるため、気づかないうちに課題で問われていることとズレた方向に進んでしまっている可能性があります。
なので、初めて課題を見た時点での理解は曖昧でも、文献を読みながら、必ずエッセイ課題に戻り、自分の方向性の確認をすることが良いでしょう。
文献を読んだあとメモを取らない
つづいて、メモを取ることについてです。
エッセイを書くためには多くの文献を読むと思いますが、その読んだ文献のメモを取らないのは、後から記憶が曖昧となり、時間を無駄にしてしまう可能性があります。
文献を読むのも時間がかかることですから、せっかく時間を割いて読んだ文献の記録はしっかりと管理しましょう。
また、メモの取り方次第でエッセイの質も変わってきますから、上手にメモをとる方法を考えてみてください。
こちらの記事が参考になると思います。
文献の整理方法が曖昧
文献の整理方法も非常に重要なポイントです。
文献を読んでメモを取っていたとしても、どこに何があったのか?ということが分からなくなってしまっては、エッセイを書く段階になった時に引用をつけるのがとても難しくなります。
文献の管理、整理方法は色々なやり方があると思いますが、いろんな方法を試しながらマイルールを作っていくと良いと思います。
こちらの記事も少し参考になるかもしれません。
目的が見えないまま文献を読む
エッセイ課題に対する文献を探そうとすれば無数にあります。
時間はいくらあっても足りません。
文献を読む際、その課題の知識を広く理解しようと、色々な文献に手をつけ、完璧を目指しすぎていませんでしょうか?
しかし、完璧にそのテーマについて理解しようと思えば思うほど、分からないことが多すぎて自分が苦しくなっていきます。
なので、文献を読む時は「目的」を持って読むことが大切です。
ポイントは「書くために読む」です。
自分がエッセイで述べたいことは何か?といった道筋をしっかりと据え置いた上で、文献を探し、読み進める必要があります。
もちろん、その目的を設定するために、そのフィールドについての大まかな知識を入れる段階も必要でしょう。
その場合の目的は、「広く浅く読む。そして自分の文章のゴール地点や自分の主張を考えるために読む」といった目的を設定して読むことが大切です。
もちろん、その場合は「いつまで」という期限を設けた上で行うことをおすすめします。
期限までの時間配分を考えない
課題には期限がつきものです。
もちろんエッセイの質は成績に直結するので非常に大事なことですが、期限を守るという視点はクォリティを高める上でも大事な視点です。
というのも、あまりにもクォリティを重視しすぎて知識を詰め込む時間をとりすぎた場合、文章の執筆時間を十分に避けず、不完全燃焼でエッセイを仕上げないといけなくなるということだってあり得るからです。
例えば、現状知識が十分ではない状態だとしても、エッセイの中で書ける部分があれば、とりあえず書いてみながら、期限より1週間はやく仕上がったとします。
そうすることで、1週間そのドラフトをより良いものに磨き上げることが可能なわけです。
エッセイの一回目のドラフトというものは、どうしても質が十分ではありません。いくら知識をたくさん詰め込んで取り組んだとしても、一回目の質は劣ります。
なので、時間配分を考えながら取り組むことが重要です。
良いエッセイを目指したいと思っているならば、再構成を何度できるかがポイントだと感じます。
悩んだ時、人に相談しない
エッセイの作成中は、どんどん沼にはまり、自分が何を言いたいのか分からなくなることはよくあります。
そういう時は、文献を読むことも解決策の一つではありますが、それだけやっていても整理されない場合も多いですし、エッセイを一人で黙々とやっていると、気持ちも滅入ってきます。
ですから、悩んだ時は人に相談した方がいいでしょう。
たとえ相手が、自分の書いているエッセイに対して十分な知識がないとしても、「話す」という行為が大事です。
誰かに自分の考えを伝えるという行為を通して、自分の中でわかっていること、分からないことが整理され、自分の中で悩みの解決することも多々あります。
エッセイの構成を考えないで書き始める
エッセイを書き始める時、みなさんはどこから書き始めますか?
イントロダクションから書き始めるでしょうか?
書く順番は、人それぞれ思考プロセスが異なるので、ここから始めた方がいいということはありませんが、エッセイの構成を考えずして、イントロダクションを書きはじめるのは危険です。
良いエッセイというのは、エッセイの構成で大体内容が伝わってきます。
一方、あまり出来の良い文章でないものも、エッセイの構成を見ればすぐにわかります。
なので、文献を読んで多くの知識を詰め込んだあとに、考えるべきは構成です。
その構成を考えながら、どの文献がどのあたりで使えそうか目星をつけていきます。
それをせずして、文章を書き始めると、ゴールを知らずしてマラソンをしているような状況になるので気をつけましょう。
リーディングリストの文献に目を通さない
エッセイを書く時は、色々な文献を調べて書くと思うのですが、エッセイというのは、授業の課題ですから、授業のリーディングリストに必ずヒントがあるわけです。
そのリーディングリストを飛ばして、自分で文献探しをするのは、遠回りになる可能性が大きいです。
せっかく先生方が作ってくださっているリーディングリストがあるわけですから、それを使わない手はないですよね。
日本語の文献のみでエッセイを作成する
エッセイ作成の際「英語が苦手だから、日本語の文献を中心に知識を補っています。」という方も多いと思います。
特に理論的なものは、英語だけで理解してエッセイを書くのは時間も足りなければ、英語力にも限界を感じるところですよね。
なので、日本語で知識を補うことは悪いことでもないですし、エッセイの引用も日本語文献を入れることは悪いことではありません。
むしろ、日本語でしか得られない情報もありますので、その点は英語以外の言葉を理解できる私たちのプラスポイントだと思います。
ただ、引用文献リストが日本語の文献だけというのは考えものですので、リーディングリストの文献くらいは英語で読んで、引用する努力をすることをおすすめします。
誰かのエッセイをパクったり、業者に代筆を依頼する
あまりにも当然すぎることですが、毎年この裏技で単位を取ろうとする人はいます。
でも、こういうことをするのって、大学の先生方にも失礼なことだと思います。
こういうことをした結果は、自分にとって良いことは一切ありませんので、やらないことをおすすめします。
まとめ:エッセイ課題作成で気をつけるべきこと
- エッセイ課題を漠然と理解する
- 文献メモを取らない
- 文献の整理方法が曖昧
- 目的なしに文献を読む
- 時間配分を考えない
- 人に相談しない
- 構成を十分に考えないで書く
- リーディングリストに目を通さない
- 日本語文献のみを引用する
- パクる!!
以上、エッセイ課題作成で気をつけるべきこと10選でした!
イギリスの大学院でエッセイ課題に取り組む日々は、本当に苦労の連続だと思いますが、少しでも異文化の魔法に記録している私の学びが、みなさんの課題作成の助けになっておりましたら幸いです。
最後に、エッセイ作成について、もう少し知りたいという方は下記の記事もあわせて読んでみてください。
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