はじめに
今日はアジアの現地採用で働いていたときの経験を元に
メリット・デメリットについて記事にまとめたいと思います。
Sayaは、元々、タイで現地採用として、日本語教師をしていたことがありました。
そこでは、とても素敵な経験をたくさんさせていただきました。
私としては、とても大満足でした。
そんな、タイに関連する記事は下記にまとめています。ご興味があれば、どうぞ。
現地採用の基本的な待遇
基本的に、日系企業に勤めるか、現地の企業に勤めるかで、大きく待遇は変わります。
日系企業に勤めると、なかなか良い条件になりますが、労働環境は日本と似ています。
条件は次のような場合が多いです。
- 言語力:英語(必須)タイ語(あればあるほど良い)
- 役割:現地スタッフと日本人の中間的役割
- お給料:日本円で約25〜30万円くらい
- 福利厚生:それぞれ(医療保険はある場合が多い)
- ビザ:支給されることがほとんど
ですが!
今回、お話するのは、現地の企業で勤める場合です。
私は現地の言語学校で勤めていたのですが、私としては大満足ですが、色々と思うこともあったので、今回は、そんな経験をもとに、私が本音で現地採用のメリット・デメリットを語りたいと思います。
メリット
- 異文化経験ができる
- 毎日街が活気に溢れている
- メリハリがある!仕事は仕事・遊びは遊び
- 値段に対する住宅のクオリティーがすごい
その1:異文化経験ができる
海外で勤務したいな〜
と夢見る方々は、絶対に海外が大好きな方が多いと思います。
異文化経験ができることは、海外で働くことができる、一番のメリットですね。
私も、タイで働いていた頃は、毎日ワクワクしていました。
見るもの、食べるもの、会う人、全てが異文化経験!
こんなに、ワクワクしながら、仕事をできる環境って、海外好きにはたまらないですよね?
その2:毎日街が活気に溢れている
海外で働くとなったら、憧れの英語圏・・・アメリカ、ヨーロッパなんて考える方も多いと思いますが・・・アジアを選ぼうとしている方々は、アジアの文化や、あの活気が大好きな人でしょう。
私も、アジアの活気を浴びると、よし!!やるぞ!!と気力をもらいます。
アジアは、活気に溢れています。
昼は暑いので、夜に出歩く人が多いので、夜になってもお祭り騒ぎ。
夜中、10時すぎても、爆音でエアロビをやっている姿も見られました。
ま〜、それも、これも、アジアです。アジアはなんでもあり。
その3:メリハリがある!仕事は仕事・遊びは遊び
タイ人は「サバイサバイ」という言葉と「マイペンライ」という言葉をよく使います。
サバイサバイとは、「気持ちいい」という意味もあるのですが、「ま〜ま〜、ゆっくりやろーよ。」という意味もあります。
マイペンライとは、「問題ない。ま〜いいよ。」みたいな意味です。
私は、仕事!となると、どんどん私生活まで犠牲にして、仕事に没頭してしまうタイプなのですが、それは、タイ人からすると、仕事は勤務時間のみ。私生活は、サバイサバイで!!と言われてしまうわけです。
そんな文化に触れていると、常に締め切りに追われて、イライラしてしまう私も、ま〜マイペンライかな!?なんて、ホッと気を抜くことができました。
タイに限らず、東南アジアの風土は大体、こんな感じだと思います。
その4:値段に対する住宅のクオリティーがすごい
タイ(東南アジア全体)は、今住宅バブル真っ盛り。
経済成長が著しく、いいマンションがたくさんできています。
そして、まだ物価が低いので、こんなにいいマンションが、この値段!?というものがたくさんあります。
バンコクの中心部に住んでいた頃
- 金額 :80,000円くらい
- 立地条件 :バンコクの中心部 (駅まで歩いて3分)
- 部屋:ベッドルーム / リビング / トイレ / シャワー/キッチン付
- マンションの内装:プール / ビリヤード / ジム / ラウンジ付
少しバンコク郊外に住んでいた頃
- 金額:50,000円くらい
- 立地条件:バンコクの郊外
- 部屋:ワンルーム(キッチンなし/シャワー・トイレ付)
- アパートのオプション:毎日清掃/ ベッドメイク / 洗濯 / 朝食 ビュッフェ/ 日本のテレビ/ ジム / サウナ 全て込み
日本では考えられないくらいの破格で、私の人生最大のバブルでした。もうこんなバブルないでしょう(苦笑)
デメリット
先にいいお話をしたのですが、アジアの現地採用に応募するのであれば、ある程度の覚悟はしておいた方がいいと思います。
次に私が紹介する内容は、かなりの現実です。
- 福利厚生が不安定
- 現地採用を終えたあとの不安
- 万が一の緊急事態に職を失う可能性あり
その1:福利厚生が不安定
福利厚生とは、医療保険、有給休暇、ボーナス、年金、退職金などのことを示します。
特に、考えていただきたいのは、医療保険。
今の東南アジアの医療は、とても質が高いです。
でも、
お金があれば!!!
です。
つまり、お金があれば、いい医療を受けられるけど、お金がなければ、さようなら。
意地でも体を壊すことはできませんね(苦笑)
でも、食べ物が合わず、お腹を崩す人はたくさんいますので、体調管理は気をつけてても、難しいのが、アジアの厄介なところでもあり、魅力でもあり・・・。
現地採用の求人情報を読むと、中には、
医療保険を会社で提供します!
なんて宣言している企業もあります。
でも、
(というか、私がそうでした)
現地の企業ですと、医療保険を提供してくれない企業も多いので、応募するさいは、給料だけでなく、保険問題をしっかりと確認することをおすすめします。
その2:現地採用を終えたあとの不安
現地採用の人に共通してつきまとう将来の不安。
これは、どんな職でも変わりはありません。
最初は、異文化経験と思って、ワクワクした気持ちも、数年も滞在すれば、ワクワク感も薄らぎます。
そして、徐々に、日本に帰るタイミングというものを考え始めると思います。
もちろん、アジアに恋い焦がれて、アジアの文化が大好きで、アジアに一生住みたい!と思っている方は別ですが、、、、
その3:万が一の緊急事態に職を失う可能性あり
なかなか無いと思いますが、コロナパンデミックのような、事態になると、アジアの企業は一気に不安定になります。
もちろん、日本も、世界も、どこもかしこも、不安定になっているわけですが、やっぱり、政府の支援が未熟な点もあり、どんどん、経済が衰退化します。
そのため、今回の一件で、私が前に勤めていた言語学校は、現在大変な危機を迎え、先生方を緊急解雇しなければいけない状況になっています。
緊急解雇とはどういうことか?と言いますと・・・強制帰国と同じです。
解雇だけでも、衝撃的なのに、
ビザ剥奪、さようなら!
は、今後の人生を大きく左右するので、結構きついですよね。
アジアで仕事を考えている人へ!Sayaのアドバイス
さて、メリットとデメリットを知って、みなさんは、どう感じられたでしょうか?
デメリットの方が、結構現実的で、考えさせられることが多かったのではないでしょうか。
でも!
私が、思うのは・・・
もしアジアで仕事を考えてみたいと思っているのであれば、やるべきだと思います。
人生は一回きり。
やりたい!って思えることがあることって、本当に幸せなことですし、目標に向かって突き進んでいる時こそ、ワクワクする時だと思うので。
でも、しっかりとデメリットも把握した上で、採用条件をしっかりと理解して、アジアで活躍して欲しいと思っています。
終わりに
今日は、アジア現地採用のメリット・デメリットをリアル体験、本音トークというテーマでまとめてみました。
ぜひ、メリット・デメリット両方を踏まえた上で、アジアに進出してみてはいかがでしょうか?
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